減感インクの特性と減感印刷のトラブルについて

こんにちは!直販価格.comの岡田です。今日は、減感印刷を説明させていただきます。

 

印刷会社さんでも減感印刷は、ある程度の技術が必要で、職人さんが嫌がって、自社工場で印刷しないで、外注さんにお願いすることもあるとよく聞きます。

「減感印刷は、難しいですよ」

「トラブルが多いです」

「なかなか上手く印刷できないです」

まず、減感インクは、乳白で、印刷がうまくできているかどうか、肉眼ではわかりにくい事です。水が少なすぎると汚れますし、水が多すぎると減感インクの効果が薄れてしまい、トラブルの元です。

トラブルは、複写してほしい所まで、減感印刷がされてしまうと、複写されなくなってしまいます。逆に減感インクが薄く印刷されてしまうと。複写されたくないところが、複写されてしまい、減感印刷の効力がなくなってしまいます。

減感インクは、乾きが遅いので、インクを濃い目に印刷するとなかなか乾きにくいものです。そんな時にビックリするようなトラブルが過去にありました。そんな一例を紹介します。

事例は、3枚複写で一番下の紙が、受領書で減感印刷。上から、書いても3枚目は、当然複写しません。

『よしよし』

次にえ?どうして?

なんと2枚目も薄くしか、複写しないのです。何故だろう?

原因は、製本したときに完全に減感インクが乾いていなかったのです。だから、3枚目の減感部分が、2枚目の紙の裏の部分から、減感インクが浸み込んだのです。

だから、2枚目も薄くしか複写しなかったのです。

「びっくり」「がっかり」

減感印刷は、トラブルが付き物です。直販価格.comの印刷職人もトラブルを乗り越えたベテランですので、ご安心ください。

減感印刷【げんかん・いんさつ】. ノーカーボン紙の中用紙あるいは下用紙の発色を止め たい部分に減感インキでベタ印刷を行うことです。減感印刷が施された部分は、複写 時に上から書いたりプリンターで印字しても写らなくなります。 減感インキは淡い白色 なので、白紙のノーカーボン紙だと減感印刷してある部分はほとんど見えず、色紙のノー カーボン紙でも紙色が透けますのでよく見ないとわかりません。 また、罫線や文字等の 印刷に重なっても隠してしまうことはなく少し薄まる程度です。

 

他社さんは、減感印刷は、非常に高く設定しているところが多いと思います。

直販価格.comでは、トラブルの多い減感印刷も安価で設定していますので、安心してご相談ください。

今日は、減感インクの特性と減感印刷のトラブルについてをお話しさせていただきました。

ご拝読有難うございました。